開催期間	2012年7月27日（金） 28日（土） 29日（日）
開催場所	新潟県・苗場スキー場
動員数	延べ140,000人／キャンプサイト利用者：19,000人

2012年のフジロックは、なんと言っても、前夜祭を含め開催期間中晴天に恵まれたことがなにより大きな出来事でしたでしょう。フジロック=どっかで雨が降る、がここ数年で定着しつつあった中、史上最高のお天気に恵まれ、来場されたお客さんみなさんがきらきらとステキな笑顔だったことが印象的でした。

この年は、スペシャルな何かを予感させるようなスタートでした。
ザ・ストーン・ローゼズは彼らの再結成のニュースと共に前年中に、年明けすぐにはレディオヘッドと、例年より早い時期での異例の出演者発表が話題になりました。
その予感は極上のラインナップへとつながりました。
奇跡の再結成ザ・ストーン・ローゼズ、観客全員に大合唱を起こさせるノエル・ギャラガー、ファン、スタッフ共に念願だったレディオヘッドというとてつもなく豪華なヘッドライナー。加えて、ロンドン・オリンピック開催を祝福するかのごとく、ビーディー・アイ、スペシャルズ、エルヴィス・コステロとイギリスの錚々たるアーティストが華を添え、ジャック・ホワイト、ジェームス・ブレイク、エド・シーランなどの注目を集めるアーティストが随所にちりばめられ、またそれに呼応するかのように、国内からは井上陽水、電気グルーヴ、サカナクションなどが彩りを鮮やかにしてくれた最高のラインナップでした。

その魅力的なラインナップに応えてくれたのでしょう。7/28（土）29（日）は完売、過去最高の動員数になりました。
また、早期割引チケットが定着して10年、この年は先行期間中に特別価格での販売を行いました。

フジロックは音楽と自然の共生を目指し、様々な環境対策に取り組んでおります。
会場周辺の森林環境を守るため新潟県、湯沢町、そして苗場のみなさんと共に2011年に創設された「フジロックの森」プロジェクトには、ボード・ウォークキャンプをはじめ、今年も多くの観客のみなさまにサポーターとして参加して頂き、その輪が拡がりつつあります。
また、フェスティバル内においては前年に続いて、反核・脱原発イベント「ザ・アトミックカフェ」にステージなどを提供し、自然エネルギーへの転換を考えるキッカケを提供しました。
快晴での開催という自然の恩恵を受けられた今年、環境保全の大切さをより実感した年でもありました。

東日本大震災復興支援プロジェクト『Benefit for NIPPON』の一環として、前年に引き続き今年も被災者支援のための義援金活動を行いました。
開催期間中に会場内外に設置しました義援金箱へは、ご来場いただいた多くの方から気持ちのこもったご支援をいただきました。
また、グリーンステージに出演したアーティストのサイン入り椅子のチャリティー・オークションも実施しました。
フジロック・フェスティバル事務局では、みなさまからお預かりしました義援金、チャリティー・オークション落札総額と合わせまして、下記の通り送金いたしました。
<義援金額>　¥8,765,948
<寄付先>　　福島県災害対策本部
<送金日>　　2012年9月13日（木）及び10月17日（水）